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散歩ついでのコケ / 2014年10月26日(日)

散歩ついでのコケ / 2014年10月26日(日)
今朝も、犬の散歩にGRD IVとルーペを持ち出し、コケをチラチラと見ながら歩く。道端に這いつくばること出来ず、自ずと木の幹に目が行く。

小学校近くのハナミズキの幹で黄色い塊を発見。たぶんロウソクゴケだろうと思う。硫黄を思い出す色と粉々感。
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ポプラの木だろうか、木の皮が浮いて、しかも割れて落ちそうな部分をチョット頂戴してきた。積極的に傷つけてはないと思う。なんの種類の地衣だろう。乾燥している時は白っぽい緑の粉々だったが、霧吹きをかけると綺麗な蛍光色になった。
画面左下が、濡らして蛍光色に変わった部分。右上は乾燥した状態。
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アパートの裏でジャゴケを発見。これは間違いなくジャゴケだと思うが。
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表は大方は形が崩れて六角形に見えないが、まあまあ六角形のセルが観察でき、その一つ一つに透明のドームがついているよう。裏には仮根も見られた。顕微鏡が欲しい。

テーマ : コケ、苔、蘚苔
ジャンル : 趣味・実用

散歩ついでのコケ / 2014年10月25日(土)

2014年10月25日(土)犬の散歩
犬の散歩にGRD IVとルーペを持ち出し、コケをチラチラと見ながら歩く。我が家の犬は遅く歩く分には大変協力的。
まず近くの神社でルーペを持ち出す。コケ、コケと探す前に、あちらこちらの木の幹にある地衣が目に飛び込んでくる。が名前を見分けるにはチョット難しい。一目見て分かるのはモジゴケの仲間。円形に広がるものと縦にペンキを塗ったように広がるものと2種類。でもそれ以上は不明。
(写真は全てGRD IV)
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他にも地衣は目につくもやはり敷居が高い。種の同定には成分分析が避けられないそうだが、そもそも地衣が着いている基物を破壊して採取するとなると、素人ではかなり難しいそう。でも是非やってみたい実験ではある。

道すがら、道ばたを見るに苔類ゼニゴケやハタケゴケがチラホラ。散歩コースではギンゴケよりホソウリゴケの方が多いように見えた。
近くの公園まで戻り、ヒナノハイゴケを見る。この公園は犬のお気に入りなので、ヒナノハイゴケの季節毎の変化を確認できそう。まだほとんどの蒴には帽がかぶっていたが、一つ二つ、赤く色づいていた蒴があった。
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チャシブゴケの仲間なんだろうけれど、イワニクイボゴケともコナイボゴケとも色が違うよう。裸眼で見るのと、ルーペを通してみるのと全然違うところが面白い。
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テーマ : コケ、苔、蘚苔
ジャンル : 趣味・実用

コケ観察会 初参加

2014年10月18日、埼玉県某所である方が主催された観察会に参加。某所、ある方、と表現しても、狭い世界のようなので、分かる方には分かると思いながら、分からない人にまでお名前を知らしめてしまって良いのか判断がつかないので、取り敢えず伏せさせていただく。

初めての観察会。当然ながら他の皆さんは既にある程度コケの名前もご存じのようで、出遅れ感がいっぱいだったが、同じような質問に繰り返し答えて頂き、なんとかその場では実物と名前を確認できた。もちろん覚えられるはずもなく、次のポイントで、先のポイントで教えていただいたコケが既に分からない状態。とはいえ、それぞれの見るべきポイント、見方を教えて頂き、ようやく図鑑と実物の紐付ける取っ掛りが分かったような気がする。

サビイロハタケゴケ リコーGRD IV
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講師「表面に黒い胞子体が見えますね」、私「どこどこ」。講師「これです」。私「えっ、虫食いの跡だと思っていました。」と言って、皆さんの笑いを誘ってしまったサビイロハタケゴケは忘れないと思います。

また全く興味のなかった地衣類も、講師の方の愛ある解説と、実際に覗くと、いくつかはリトウプスに似て意外に可愛い姿をしていることに気付かされ、望外の収穫。
それにしてもクマノミとイソギンチャクとの共同生活が「共生」のイメージだが、シアノバクテリアと菌類が結びついて全く別の「生物」になるってイメージが掴めない。バンにハンバーグを挟むとハンバーガーになるという理屈を生物に当てはめていいのか、ぐらいに不思議。
そういえば、今、筑波の国立科学博物館で開催中のキノコ展のワークショップに「地衣類のテラリウム」があったが、一体どうやってテラリウムに仕立てるのか、不思議になってきた。来週末に行くか、行けるか要検討。

コナイボゴケ リコーGRD IV
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<紹介のあったコケ>
1.ウメノキゴケ(梅の樹苔)
2.マツゲゴケ(睫毛苔)
3.コフキゴケ(粉吹き苔)
4.レプラゴケ
5.コナイボゴケ(粉イボ苔)
6.ヒロハツヤゴケ(広葉艶苔)
7.コモチイトゴケ(子持ち糸苔)
8.サヤゴケ(鞘苔)
9.イヌサナダゴケ(???)
10.ナガハシゴケ(???)
11.ロウソクゴケ(ロウソク苔)
12.カガミゴケ(鏡苔)
13.ツブダイダイゴケ(粒橙苔)
14.ヒナノハイゴケ(雛の這苔)
15.ヒメジョウゴゴケ(姫漏斗苔)
16.ナミガタタチゴケ(波形立ち苔)
17.タイヒダゴケ(???)
18.サビイロハタケゴケ(錆色畑苔)
19.ヒメスギゴケ(姫杉苔)
20.ゼニゴケ(銭苔)
21.ケギボウシゴケ(毛擬宝珠苔)
22.コバノスナゴケ(???)
23.ヒジギゴケ(ひじき苔)
24.ヒダゴケ(襞苔)
25.ハイゴケ(這い苔)
26.ミヤコゼニゴケ(都銭苔)
27.ウロコハタケゴケ(鱗畑苔)
28.ミカヅキゼニゴケ(三日月銭苔)

テーマ : コケ、苔、蘚苔
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道草さんのワークショップで苔テラリウムを作る

2014年10月12日(日)午後
播き苔の成長を待てなかったのと、少し大型のコケを家に持ちたかった。どうせなら自分でレイアウトもしてみたかったので、ネットで見つけた道草さん(=>道草さんのHP)のワークショップに参加。
実際にやってみると構成もなにもあったものでなく、ありったけ詰め込んでしまった。植え付ける前は、この日用意いただいた苔の中で1番背の高い「ヒノキゴケ」から杉並木をイメージし、対角線に道を作り両側にヒノキゴケとシッポゴケで並木を作るつもりだったのが、ぐちゃぐちゃのジャングルになってしまった。これじゃ、ヒノキゴケの「高さ」が表現できていないよなと反省するも、時すでに遅し。

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今回利用したコケは、
ベースにホソバオキナゴケ。1)ヒノキゴケ、2)シッポゴケ(2種類)、3)コツボゴケ、4)フロウソウの合計6種類。やはり多すぎ。

(2014年10月19日 追記に使ったコケを追加。)

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テーマ : コケ、苔、蘚苔
ジャンル : 趣味・実用

クマムシの観察(その3)

2014年10月11日
8月14日に近くの道ばたで採取したこけ、おそらくホソウリゴケを水で戻し、蛍光灯の光を当てて追い出したクマムシを観察。今回も結構賑やかに、もぞもぞしている。クマムシや線虫?が乾燥に強いのは本にも書いてあるが、コケの葉の1/3程度の大きさの甲虫が今回ももぞもぞしていた。2ヶ月も乾燥した環境で生き残る、甲虫もなかなかの生命力。

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過日読んだ「コケの自然誌」にあったように、コケの葉からはなかなか水が落ちず、いつまでも溜め込んでいるようだ。蓮の葉の表面のように、表面張力で水をはじいたり、逆に細かな凸凹で表面張力を破り、水を早く取り除く仕組みは時々聞くが、葉の間に水を溜め込むというのは意外に聞かないような気がする。不思議がっているのは僕だけだろうか。
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テーマ : コケ、苔、蘚苔
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鳥見 2014年10月12日@谷津干潟(ここまで42種類)

2014年10月12日(日) 午前11時頃。満潮から潮が引き始めたタイミング。

三連休の中日、谷津干潟に鳥見に行く。
観察センターの淡水池でコガモの群れを見る。一見雌ばかりのようで雄がなぜいないのか悩むが、ガイドの方にエクリプスだと教わる。エクリプスといわれるとウルトラマンが1番に思い浮かび、次は日蝕しか思い当たらないが、この時期のカモにはよくあることのよう。コガモはシベリアから飛んできたばかりと聞くと、心なしか皆疲れて休んでいるようにも見えた。
チュウサギも教わる。1羽だけでサイズの違いだけでは区別が出来ず、教わらなければ分からなかったと思う。つがいのカルガモもお食事中。

センターのフィールドスコープで、谷津の公園近くの対岸にオナガカモ(#41)を観る。初見。

津田沼高校の付近の棒杭にはカワウが留まっている。中に黄色の足輪を付けたカワウがチラホラ。見えたのはCA8とBM4の2羽。いずれも右足だったので行徳鳥獣保護区のようだ。幼鳥と成鳥が色違いで観られた。

谷津の緑地の近くの浅瀬で、焦茶or黒色のカモを観る。くちばしの付け根に白い部分がある。。大きさは、コガモと同じぐらいか少し大きいぐらい。目は黒。図鑑ではスズガモのようにも思えるが、目の色が黄色くない。自信が持てず。
セイタカシギも成鳥に幼鳥が混じる。
乾いた浜にトウネンがウジャウジャといた。ウジャウジャした感じは浜のフナムシのよう。近くにスズメと大きさを見比べることが出来た。トウネンの方が一回り小さい。陸を歩くトウネンの足は、図鑑で見る印象より長い。

ぐるりと回って歩道橋の下で、ゴイサギ(#42)の幼鳥"ホシゴイ"を見る。これも初見。
遊歩道沿いにシジュウカラとアオサギを見てセンターに戻る。
今日はセンターでウォークラリーを開催していて、缶バッチを頂戴する。図柄は、まだ見ていないジョウビタキを選ぶ。今シーズン中に見たい。

本日9種類を観て、そのうち2種類が初見。充実した散歩になった。

テーマ : バードウォッチング
ジャンル : 趣味・実用

鳥見 2014年10月4日@谷津干潟

2014年10月5日(土)
久しぶりに鳥を見に谷津干潟に。昼前の満ち潮。海側から流れ込む水に油が浮いていて、いつもより汚い気がした。
淡水池(アカウキクサを除去するため人が入っていました。感謝。)もセンター前の浜にも鳥がおらず、センターに人が少ない感じだった。観察窓の前を一瞬大きな猛禽類が横切り、センターの人が「オオタカの幼鳥ですね」と他の人に解説している声が聞えた。オオタカが飛んでるようではシギチが寄りつかないのも仕方なかったかもしれない。一瞬だったので、羽根や尾の形を見ることが出来ず残念。

センターから津田沼高校にかけても、コサギ、ダイサギ、アオサギ、カワウ程度しかおらず、チョット拍子抜け。ダイサギが魚を狩っている様子をノンビリ見る。案外大きな魚を丸呑みしていたが、骨とかはどうするのだろう。糞に出るようにも思えないし、口から吐き出すのだろうか。
北側の浅瀬でようやく、トウネン(たぶん)、ハマシギ、セイタカシギに会う。カモが水面に浮いていたけど、逆光だったこともありよく分からない。数羽飛び立ったのはコガモだった。
公園部分でオナガの群れとヒヨドリ。
干潟の西側に回って見えたのはウミネコが1羽。
遊歩道の南側に回ってカイツブリの親子が代わる代わる水に潜って餌を取っている様子をしばらく観察。ダイサギとコサギとアオサギが数羽ずつ一カ所に集まっている箇所があって3者の大きさ比べが出来た。

センターで空振り気味な感じでスタートした散歩も、干潟を一周してみれば13種類も見たことに。意外に大漁。初見の鳥はなかったが、まだ1人で見て初見の鳥を同定する度胸はない。

鳥とは別に、立派なジョロウグモが遊歩道にいっぱい。わざと落ち葉を巣に落として、クモが糸を切って落ち葉を外し、さらに新たに糸を吐いて大きくあいた穴を応急修理するところを観察。久しぶりの悪戯。

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全く仕事と関係のない、趣味の世界を記録するために開設したブログです。元々あった読書記録用のブログから自然観察系のネタを分けました。

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